男子高校生の趣味道

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北海道在住高校生です!趣味についてや、日々あったことなどあれこれ書いて行こうと思ってます!

歴史小説の金字塔【国盗り物語】書籍紹介第二回

こんにちは!最近大河麒麟がくるにハマっているひろとです!さて、今回は書籍紹介第二回ということで、巨匠司馬遼太郎先生国盗り物語を紹介していきたいと思います!

それではどうぞ!

書籍紹介


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物語紹介「ネタバレあり」

前編斎藤道三

物語は、斎藤道三の若き日から始まる。当時の名前は松波庄九郎であった。当時京都で油屋をやっていたが、かつてよりの国主になりたいという望みを捨てられずにいた。様々な才覚を兼ね備えた庄九郎は油屋を捨て、京に近く東西の交通の要地にある美濃国を盗みとる「国盗り」を画策する。当時の美濃の国主は長い歴史を持つ名家土岐家であったが、守護大名という地位に甘んじ堕落と衰退が進んでいた。その後庄九郎は当時の国主土岐政頼の弟頼芸に近づき、あらゆる策を講じることで頼芸を美濃の国主の座に着けてしまう。その裏で庄九郎は美濃国の実権を握るべく、謀略に謀略を重ねて政敵を排除し、自らの権力基盤を固めていった。そういった姿から周りから「蝮」という蔑称で呼ばれるようになった。しかし、美濃国内の旧体制派からの反乱で庄九郎は美濃を追われ仏門に入ることを宣言し、京にもどる。しかし程なくして、尾張織田信秀が大軍を率いて美濃へ攻め込むと、庄九郎は美濃へ舞い戻り見事な采配を振るい織田軍を撃退する。また、その後に起こる水害でも復興指示を取り美濃国内での信頼を得ることになった。その結果途絶えていた名門、斎藤氏名跡を継ぐ。領民から慕われた庄九郎はかつて仏門を継ぐため京に向かった際に語った道三という法名から「斎藤道三」を名乗るようになる。美濃の実権を握った道三は勢力の刷新を開始する。その後様々な刷新をした後、国内の反乱をあらかた鎮圧し稲葉山城の大改築を決行し大城郭を築くことに成功する。更に力をつけた道三は人望を失った頼芸を美濃から追放し遂に美濃国の「国盗り」を達成した。その後統治を進めた道三であったが、息子との隔壁、土岐氏の暗躍など不穏な空気が漂っていた……。

後編織田信長編「明智光秀編?」

尾張織田信秀は度重なる敗戦から美濃との和睦を考え、嫡男信長との縁談を道三に申しいれる。道三はこれを了承するが、信長は尾張ではうつけ殿として有名であった。信秀の死後そのうつけとしての行動は改まることはなかったが、道三は会見を通じその素質を見抜く。以降道三は信長を気に入り、あらゆることを信長に教える。その姿はさながら師のようであった。道三は程なく信長に美濃一国を譲るという遺言状を持ち、嫡男義龍が起こした長良川の戦いにおいて戦死する。自身の夢を信長に託したのである。

明智光秀も道三に素質を見込まれた一人であった。光秀は道三の甥であったがその素質から道三に猶子にされ、様々なことを教えこんだ。しかし道三の長良川での戦死の後に美濃を落ち延びる。その後諸国を巡った後に将軍家足利氏の家臣となり、室町幕府の再興に己の人生を掛けることを決意したが、織田信長桶狭間の戦いにおいて東海の今川義元を討ち取った噂を聞きつけた。信長のことをうつけと侮っていた光秀は強い衝撃をうけた。信長はその後美濃を攻めとり稲葉山を岐阜と改めた。その後に永禄の変において将軍足利義輝が暗殺されると、光秀は弟義昭を救い、将軍擁立を目指し奔走する。その後諸国に義昭の保護を頼むが断られてしまう。そして織田家に保護を依頼し織田家はこれを快諾。義昭一行は美濃へと迎えられた。義昭の推挙によって光秀は織田家へ仕える事となり、信長の卓越した能力を目の当たりにすることで評価を改める。その後信長は諸勢力を蹴散らし遂に上洛を遂げる。信長の政治体制や統治思想、軍事力から光秀は信長が天下を取るかもしれないと考えるようになる。義昭を将軍に擁立した信長であったが、信長は将軍家への畏敬など持っていなかった。義昭もそのことには気づいており、次第に両者の対立は深まっていく。その後義昭は諸侯と共に信長包囲網を築く。以降信長は信長包囲網の瓦解を目指し奔走することとなる。しかし甲斐の武田信玄の死により信長包囲網の勢力は弱まっていく。その後信長は義昭を京から追放し室町幕府が滅亡する。その後光秀は織田家中において反抗勢力の討滅に奔走することとなる。その後信長は安土城を築き、光秀は畿内の統一を成し遂げたことにより、長き討滅戦から久しぶりの休みを得る。信長の天下を見込んだ光秀であったが、信長の人間性に対しては大きく不満を持っていた。これまでにも光秀と信長の両者は様々な衝突をしていたが、比叡山焼き討ちなどの凄惨なやり方や、家臣を道具としてしか見ない信長に対し嫌悪を抱くと共に自分が不要になりつつあることを察した光秀は、神経を病みつつあった。そして信長が山陽道出兵に際し、少数の兵だけ連れて本能寺で宿泊していることを知った光秀は遂に反旗を翻すことを決意した。「敵は本能寺にあり」という号令と共に光秀の軍勢は本能寺へと向かうのであった……。

感想

前編

国盗り物語の前編は斎藤道三が主人公として物語が進行していくのですが、様々な謀略を用いて美濃を奪い取った道三の人間臭さが明瞭に描かれており、低い身分からの下克上を果たした葛藤や苦悩がひしひしと伝わって来ました。日本史史上類を見ない下克上劇をこれでもかと言うほど見事に描ききった司馬遼太郎氏には脱帽せざるを得ないです。

後編

後編の主人公は織田信長ですが、光秀の描写の方が多く光秀の方が主人公の印象が強かったです。かつてうつけと呼ばれた信長の素質を見抜いた道三はさすがだと思いますし、やはり信長も能力は卓越していたのだろうと改めて感じることが出来ました。さて、僕的に本作後編の主人公だと思う光秀ですが、現在放送中の麒麟がくるでもおなじみですが、色々な謎が残る人物でもあります。両親や、青年時代、そして日本史最大のミステリー本能寺の変と様々な謎が残りますが、この作品では、司馬遼太郎氏によってそれらの謎に対し説得力とリアリティーがある描き方をしていて思わず納得してしまいました。(まあ、フィクションですけどね笑 )総じて、国盗り物語は近代日本文学の代表作であると感じました!

まとめ

いかがでしたでしょうか?物語紹介の部分が長くなってしまいごめんなさいm(_ _)m

さて、今回紹介した国盗り物語ですが、司馬遼太郎氏の代表作でもあり現代の武将の人物像や歴史観において多大な影響を与えた作品でもあります。少し長いですが内容は分かりやすく、初心者でも入りやすいので歴史小説に興味がある方は是非一読をおすすめします!!

それではまたお会いしましょう!